モンブラン 万年筆 作家シリーズ 1993年 インペリアル・ドラゴン
モンブラン万年筆の作家シリーズです。1993年はあの有名で超人気のある「アガサクリスティー」が出されました。その際、アジア向けに限定5000本で出されたのが、インペリアル・ドラゴンです。
インペリアル・ドラゴンも、生産本数がとても少ないこともあり、なかなか手に入れることが難しいです。しかも、プレミア価格がついており、新品時の1.5~2倍のお値段で取引されています。
インペリアル・ドラゴンは素晴らしい万年筆です。
最初に目につくのは、やはり「ドラゴン」。スターリングシルバーで作られており、質感・色合いは申し分ない。目にはルビーが埋め込まれています。
ドラゴンの目が映っていませんね(_ _)
ドラゴンはボリュームもあり、キャップが結構重いです。
そのため、キャップを尾軸にポストして書くことはお勧めできません。しかし、キャップなしで持った時のバランスは秀逸です。軸の長さも十分あり、人差し指と親指の間にしっかりと安定します。また、尾軸に入れられたスターリングシルバーのリングがいい感じに重さを加えています。とても安定して持つことができます。
モンブランのホワイトスターは、クリームがかっており、とてもいい雰囲気です。
そして、ニブにも注目です。
ここにもドラゴンが。
そして、書き味は。モンブランです。きわめてスムーズで安定しています。最近のマイスターシュテュックのようなガチニブではありません。すごく撓るわけではありませんが、ガチガチで不快なことはありません。
また、首軸の形もいい。プレシャスレジンなので滑ることはありませんが、それでもこの形の方が持ちやすいですし、デザイン的にも素晴らしい。
なかなか手に入れるのは難しい万年筆ですが、いいですね。