GRAF VON FABER-CASTELL グラフフォンファーバーカステル 万年筆 リミテッドエディション クラシックコレクション スネークウッド
GRAF VON FABER-CASTELL グラフフォンファーバーカステル 万年筆 リミテッドエディション クラシックコレクション スネークウッド
うーん長いネームですね。
グラフフォンファーバーカステルが造る万年筆の中でも、高品質を誇るペンです。
まずはスネークウッド。
蛇の皮のような木目の大変珍しい木で、気乾比重が1.22と非常に重い為、世界一重い木のひとつだといわれています。また、生育している地域も限定されている事から入荷量が限られている為、非常に入手が困難となり、非常に高値で販売されているそうです。
その珍しさが一番なのですが、実は、その品質こそが使ってみないと分からないのです。
硬めの木からくるしっかりさと同時に、ウッドならでわの手触りの優しさ、縦に刻まれた溝(フルート)による滑りにくさ、これらが融合して、素晴らしい持ち味となります。
ウッドであっても比重が重いため、軽さを感じず、ずっしりとした重みを感じることができます。このずっしり感がたまりません。
首軸と尾軸の金属(プラチナコーティング)との組み合わさって、抜群の筆記バランスとなります。ちなみに、キャップはしません。キャップ自体の重さはかなりのもので、尾軸にキャップをポストできるのでしょうが、明らかにリアヘビーになります。キャップをポストしない状態でも、尾軸の金属部分の重さがあり、親指と人差し指の間に適度な重みが加わり、抜群の安定感を与えてくれます。
書き味といえば、ペン先(ニブ)。OEMで供給されているようですが(一説にはペリカン)、とてもしなやかで、書き心地のよいニブです。明らかにペリカンMシリーズのニブとは別物です。ペンポイントの研ぎ方も違います。
筆記跡も太い細いが出やすく、書いていて楽しいです。
縞模様のあるスネークウッドですが、個体差があるのと、使用していると黒ずんでくるのとがあり、縞模様が目立たなくなります。それがちょっと、スネークウッドを主張して自慢しにくくなるのが、残念。よく見ると縞模様があって、実はいい感じです。写真より、実物の方がいいですね。
全体の質感は非常に高く、キャップを閉めるときの感触も一級品です。
スキのない、一流品。書き心地も素晴らしいです。スネークウッド以外の木のクラシックコレクションも、素晴らしいと思わる逸品です。